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■学校の階段 9(櫂末高彰)

2009.02.17 00:12|感想
学校の階段9 (ファミ通文庫)学校の階段9 (ファミ通文庫)
(2008/10/30)
櫂末 高彰

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 燃え上がれ井筒の青春、の巻き。いや違うか?(笑)
 完全な脇役ポジションの彼がここまで頑張りと活躍を見せてくれるとは登場時からは想像できない成長だよなぁ、と。

 次期は三学期。三年生は受験シーズン突入ということで、階段部では次の部長を決めるための部長決定戦がスタート。なんのトラブルもなくこんなに階段レースばかりな話なのは始めてなのではないでしょうか。久しぶりに部員たちの白熱した戦いが繰り広げられましたねえ。それぞれの部長戦にかける意気込みというのもいろいろ拘りがあって、単なるレース以上のドラマもありましたし。特に今回は井筒の(結果は残念ながら分かっている)一大告白とかね。まさに若さ爆発だったなぁ。こういう勢いはある意味非常に羨ましいわけで。
 白熱するレースの一方で、一人雰囲気の違う今回の幸宏。彼はもう完全になにかスイッチが入ってしまっているようで、これが刈谷先輩の言うところの「衝動」に駆られている状態でしょうか。正直よくわからない部分もありますがこれでようやくラスボス刈谷との対決フラグは成立ですね。三年生の卒業と共にこの物語も最後を迎えるのか? それとも次期部長による第二部的な展開になっていくのか。どちらにしても物語は大詰め的な雰囲気で次巻も展開が楽しみ。

 しかし今回、部員たちの特技がいろいろ披露されていましたが。三枝のデータや井筒の人ごみをすり抜ける特技は分かるとしても、天ヶ崎先輩の壁や天井まで使った走りや、刈谷の改良型Vターンとかはやっぱり文章の説明だけじゃ理解するのに無理があるよな。壁はともかく天井って、そんなとこ使ってら明らかにスピード落ちそうな気がするんですけど(笑)。タイムも出るけど、これがそもそもどれくらいの好タイムなのかも具体的な距離が分からないから驚いていいのかも微妙なんだよな。今更の話ですけど。

 あと今回はバレンタインも絡めて相変わらず進展の少ないラブコメも少々。冒頭の一緒に部屋で勉強という名目でいちゃついているとしか思えない刈谷とゆうこはもう早くくっついちゃえよと言うしかない。しっかり本命チョコもらいまくりの幸宏はいつもどおりの鈍感さですが、それを逆手に取ってくる御神楽さんとかはさすがの攻めっぷり。これに刺激を受けて美冬姉さんがもっと前に出てきたら面白くなりそうなんですが。


・シリーズ感想
学校の階段

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学