箱庭●弐 感想その他
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■ぶよぶよカルテット(みかづき紅月) 
ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1) (2008/06/20) みかづき 紅月 商品詳細を見る |
ヘンテコなタイトルにしては意外なほど分かりやすくストレートなストーリーだったな、と。音楽の才能に溢れ天才ゆえの奇抜な言動から周囲に奇異の目で見られるトリル先輩と平凡な男子学生である主人公、琢己くんとの交わりから広がるとある学生四人の学園青春物語。音楽を愛するヒロインたちが持つ悩みや複雑な事情のために奮闘する真面目な主人公の姿と、ラブコメらしい定番のコミカルな展開で素直に面白かったです。ちょーっと青臭くやりすぎかなぁ、とも思うところもんですがこの尺でおさめるならこのくらいの強引さもOKか(笑)。後半はけっこうサクサクと進みすぎの感もありましたから。トリル先輩の奇抜さも思ったほどではなく、登場時からだんだんと薄れてしまったのもちょっと残念だったかな。でも後半で凛音との繋がりが見えてきて、二人の関係にスポットが当たりストーリーが動き出すとそんなことも気にならなくなりましたが。基本は楽しくちょっとしんみりもありで、音楽の面白さを伝えてくれるテンポの良い展開は青春ラブコメの王道。いかにもライトノベルらしいお手軽さが魅力の楽しい作品でした。
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