箱庭●弐 感想その他

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■時砂の王(小川一水)  

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)
(2007/10)
小川 一水

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 謎の増殖機械戦闘群から人類の歴史を守るために、歴史を遡って戦いを続ける人工生命体の壮大な戦いを描く歴史SF。戦いあり、ラブロマンスあり、SF考証ありと、300ページに満たない文量でよくぞここまで詰め込んだな、という印象ですがこれが非常に面白かった。歴史を遡って行く過程のパラドックスや時間軸の枝分かれとか、多少疑問に思うところはあるものの、とにかく話のスケールの大きさにくらくらさせてもらいました。人類の生き残りを掛けた壮絶な戦いと、その中で盛り上がるオーヴィルと卑弥呼の関係を始め、各キャラクターたちの人間ドラマ。いやあ、なんとも壮大なロマンを感じさせてくれます。この手の時間改変ものとしては王道のラストも非常に好みで、オーヴィルの戦いの歴史を思うとラストはなんとも切なくも胸が熱くなります。非常に密度の濃い、歴史SFでした。

 しかし、負け戦となってしまう各時代の戦いもじっくり描けばもう2~3冊は軽く出来そうで、もっと読みたいと感じてしまいますね。

Posted on 2008/01/04 Fri. 00:43 [edit]

category: 感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

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