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■幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ(木ノ歌詠)

2007.12.19 00:12|感想
幽霊列車とこんぺい糖―メモリー・オブ・リガヤ (富士見ミステリー文庫 67-3)幽霊列車とこんぺい糖―メモリー・オブ・リガヤ (富士見ミステリー文庫 67-3)
(2007/10)
木ノ歌 詠

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 自殺を試みる海幸と天才芸術家のリガヤ、二人の少女によるある夏の物語。後ろ向きに歪んだ愛が溢れる、なんとも哀しくも切ない、しかし美しくもあるストーリーでした。心に闇を抱える海幸がリガヤと出会い、互いに惹かれ合う様子を描きつつも、常に不安に満ちたまま進んでいく日常の描写から、二人の関係が逆転するラストまで、実によく組み立てられた構成。少女二人に隠された秘密をミステリアスな要素として絡み合わせたのも上手い。全体的に重くダークな雰囲気ですが、しかし妙に清涼感のある結末もGood。
 惜しむらくは、チコちゃとの関係など、まだまだ語れる内容があっさりと流されている部分があったり、海幸とリガヤの関係にも、終盤までにもう少し突っ込んだ描写があればなお良しという感じなんですが、そこまで求めるのはさすがに贅沢というものでしょうかね。

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学