■カラクリ荘の異人たち 〜もしくは賽河原町奇談〜(霜島ケイ) 
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カラクリ荘の異人たち〜もしくは賽河原町奇談〜 [GA文庫] (GA文庫 し 3-1) カラクリ荘の異人たち〜もしくは賽河原町奇談〜 [GA文庫] (GA文庫 し 3-1)
霜島ケイ (2007/07/12)
ソフトバンククリエイティブ

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 これはまた雰囲気の良いお話。
 心にちょっとした傷を持つ主人公が、ある理由から一人暮らしを始めることになったカラクリ壮は人の世界と妖怪の世界の境界線。そこに住む人と町の妖怪たちとの、まさに日常と非日常が入り乱れた世界を描く、和風情緒たっぷりのファンタジー。妖怪退治や悪霊の類も登場しますが基本的には落ち着いた内容でまとまっており、主人公とカラクリ壮の住人たちとの人間関係、人と妖怪の関わり方などを時にじっくりと、時にさらりと読ませてくれます。内容的に派手さはないですけど、主人公の太一は妖怪の世界のことに疎いので、厄介事に巻き込まれるたびにハラハラさせられたり、または個性的な住人たちとのどこかのんびりとした会話に笑わせてもらったりと、不思議な世界観を楽しませてくれました。太一のことが大好きな市松人形の付喪神、アカネの無邪気な様子や、太一に密かに(でも回りにはバレバレだろう)想いを寄せるクラスメイトの采菜など、女性陣の華やかさも◎。
 濃すぎず薄すぎず、薄味だけども味はしっかりと残る良作ですね。今回は主人公が中心となった展開がメインでしたが、続きがでるなら、個性的な住人や妖怪たちとの交流をもっと楽しみたいです。ってか、古都子さんの関わるストーリーとかもっと見たいです(笑)。
[2007/11/03] | 感想 | トラックバック(0) |
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