箱庭●弐 感想その他

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■戦う司書と荒縄の姫君(山形石雄)  

戦う司書と荒縄の姫君 (スーパーダッシュ文庫)戦う司書と荒縄の姫君 (スーパーダッシュ文庫)
(2007/04)
山形 石雄

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『そうですよね、でも、そうなんですよ。世界はあたしのものだから、誰も殺したくないんです。助けられる人がいるなら、あたしはどんな人でも助けたいんです』


 山形石雄やってくれる…!

 今回はサブタイトルが示すように久しぶりのノロティがメインの話でしたが……序章から衝撃の展開の連続で参った。まさかこれをやるとは思わなかったなぁ。今回は文字通り、ノロティで始まり、ノロティで終わるというその構成、展開の見事さに感動するばかり。

 まるで最終巻かと思わせるスケールで繰り広げられる全世界vs武装司書の戦いもシリーズ中最大の盛り上がりを見せました。最初は余裕を見せていたバントーラ図書館側が、次第に追い詰められ、最後は圧倒的な物量の前に完全に押さえ込まれる状況に。最強を誇る”彼女”も倒れ、あのハミュッツでさえ死を覚悟する時がこんな形でやってくると誰が想像できようか、ってなものです。やっぱり『戦いは数だよ、兄貴!』ってことですか(笑)。

 一方、孤独な戦いを見せるエンリケ。ああ、こいつが今回、もうカッコ良すぎて。対する楽園管理者のド外道っぷりがまた最悪ですが、ある意味互いの信念を掛けたこの二人の戦いも、シリーズ中最高の一戦であり見せ場でもありましたな。

 最大の敵が倒れ、さあこれからどうなるって感じですが、ラストでまた衝撃の事実発覚。今回だけでもまるで最終回と思わせる怒涛の展開だったのに、あとがきによるとこれでシリーズも折り返し、ということでまだまだ世界の謎は深まるばかり。一体どこまで行くのか。非っっ常に楽しみな作品になってきました。


・シリーズ感想
戦う司書

Posted on 2007/07/23 Mon. 00:27 [edit]

category: 感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

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