箱庭●弐 感想その他

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■楽園ヴァイオリン クラシックノート(友桐夏)  

楽園ヴァイオリン クラシック ノート (コバルト文庫)楽園ヴァイオリン クラシック ノート (コバルト文庫)
(2007/04/27)
友桐 夏

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 『盤上の四重奏』と同様に、とある「塾」を舞台にした今回のストーリーは、これまでのシリーズ同様に少女たちの友情を主軸にただならぬ緊張感と駆け引きが錯綜する日常系ミステリー。
 なんですが、今回は『白い花の舞い散る時間』と『盤上の四重奏』という前2作との繋がりが強く、終わり方も曖昧なため、シリーズ的な面からすると評価はし難いですね。単体で完結しているとも言いにくいし、重要なキャラは人間関係にさらなる謎を残したままだし。
 しかし、複雑な人間関係やシリーズの伏線を意識せずとも、各章ごとに用意された日常の中でのちょっとした謎をミステリとして楽しむことも出来、この辺の面白さだけでも短編として十分に楽しませてくれます。全体的な構成でいえば『盤上の四重奏』のほうが上ですけど、面白さではこちらが勝ったかな、という印象です。また登場人物が女性キャラばかりとは到底思えない鋭くシャープなキャラクター描写とストーリー運びは相変わらず素晴らしい。

 兎にも角にも、後は絶妙に繋がりがある各作品がどう絡み、膨らんでいく設定とストーリーがどういった全貌を見せてくれるのが、今後の楽しみですね。


・シリーズ感想
リリカル・ミステリー

Posted on 2007/07/16 Mon. 18:06 [edit]

category: 感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

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