箱庭●弐 感想その他

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■黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで(細音啓)  

イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-1 黄昏色の詠使い)イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-1 黄昏色の詠使い)
(2007/01)
細音 啓

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 第18回ファンタジア長編小説大賞の佳作受賞作、ということですが、うーん確かに佳作、といった感じかなぁ。名詠式という独特な魔法設定や過去と現在の二組の主人公を使った構成と伏線などを丁寧に描写しています。竹岡美穂さんのイラストの雰囲気と同様にどこか優しい感じがする内容にとても好感が持てました。
 ただ物語的にはちょっと物足りない感が残るのが残念なところで。多分、イブマリーとカインツの関係が最終的なオチに繋がるのに、メインで描かれていたのがネイトとクルーエルの二人になっていたから、かなぁ。ネイトとクルーエルを主人公にしてシリーズとしてこれからスタートするなら、始まりの物語として納得もできるけど、個人的にはイブとカインツの二人の物語としてこれで完結して欲しい気もするので、続きを描かれるのは心境的にちょっと微妙なところ。

 あー、あと物語には直接関係ないけど、思いっきりファンタジーな世界を描いているのに、ストップウォッチとかアスファルトとか配電盤とか、妙にミスマッチなモノが出てくるのがちょっと興ざめだったなぁ。電気が通ってるぐらいはまあ許せるけど、どうも雰囲気に合わないんだよなぁ。
 夜色名詠の触媒がとある元素そのまま、というのも無粋な手品の種明かしみたいで、なんというか趣がないよ(笑)。

Posted on 2007/04/21 Sat. 22:36 [edit]

category: 感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

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