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■DDD 1(奈須きのこ)

2007.03.12 23:55|感想
DDD 1 (講談社BOX)DDD 1 (講談社BOX)
(2007/01/10)
奈須 きのこ

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 猟奇ホラーミステリー、などと言うとちょっと大袈裟かなと思いますが、まあそんな感じの奈須きのこさんによる久しぶりの本。
 時間軸が入れ代わって構成されていたり、叙述トリック的な仕掛けが随所に施されていたりと、内容のわりには無駄に読みにくく、中盤くらいまで作品の雰囲気やキャラクターを掴むのに少し難儀しましたが、いやはや……終わってみればやっぱり面白かったですよ。奈須さんが作り出す独自の設定と世界観に伝奇ファンタジーの王道ががっちり組み合わさった良作でした。
 ひとつ気になったのは、叙述トリックの類はちょっと懲りすぎて逆に分かりやすく見えてしまったことか。明らかに何かあるという構成だから、引っ掛けられても今ひとつインパクトが薄めでした。

 今回は一巻ということもあってか、過去の回想による事件で主人公を取り巻く状況と世界観の説明が主だったので、次巻からの物語の進展に大きく期待したいです。一体どんな話になるのか見当もつきませんが。

 しかし、悪魔憑きだなんだと異形の者を登場させておきながら、最強はただの人間であるマトさんって、これこそ性質の悪い冗談みたいな話だよな。や、ラストの住宅街をまたに駆けた乱闘劇は非常に爽快でしたよw

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学