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■夕なぎの街 こころのかけら(渡辺まさき)

2006.05.16 00:08|感想
こころのかけら―夕なぎの街 (富士見ファンタジア文庫)こころのかけら―夕なぎの街 (富士見ファンタジア文庫)
(2002/09)
渡辺 まさき

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 夕なぎの街シリーズの第二巻。今回は最初に短編2作と中編1作という構成。といっても話としては全て繋がっているのも同じなので長編として読んで問題ないと思います。
 内容については確実に上手くなっているというか、1巻で感じた構成的な違和感も払拭されているし、短編と中編を組み合わせたことによって話の流れとしては寸断されるけどストーリーの一つの流れはしっかりと繋がっているので、1巻以上に引き込まれるような感覚でストーリーを楽しむことができましたね。
 また設定的なことに関しても、錬金術に関してや自動人形に対することなど、いろいろと掘り下げて描かれていたのもGood。今回、サヨリという自動人形を事件の中心に置いたことでその辺りの設定を物語上でスムーズに説明していたので、より興味深くストーリー共々に楽しめました。

 しかしまあ、そういう設定に関する描写の上手さもさることながら、今回は前巻以上にキャラがよく活きていたのが本当に面白かったですね。っていうか、もろ私の好みですが自動人形のサヨリさんが兎にも角にも素敵すぎるわけで! 徐々に心を成長させて行くという自動人形の彼女が、自分の中で分からない感情をマイカに相談する様子とかは、この手の成長する機械の話としてはめっちゃベタなんだけどニヤニヤが止まらないですよね。この思い、分かる人には分かるハズ(笑)。で、そのサヨリの相談にしっかりと乗ってあげるマイカのお姉さん的な対応も(真面目なんだけど)実にほのぼのとしていて楽しませてくれたり、またそのことでコウが(朴念仁かと思いきや)ちゃんとした考えをもってサヨリに接しているのは意外だったりと、こういった3人の家族的な繋がりや絆といったものをしっかりと見せてくれる丁寧さが今作の面白さの魅力の一つでもあるのかな、となんとなく思います。

 いやー、今回は文句無く面白かったなー。確かに地味っちゃー地味なんだけど、お話としての面白さとキャラの魅力の面白さが存分に堪能できる、非常に満足度が高い作品でしたよ。それだけに、漸く世界観もキャラクターも立ってきたこのシリーズが2作で終わりというのはなんとも勿体無いというか残念というか。もっとサヨリさんの多彩な感情表現を見たいよ!


・既刊感想
夕なぎの街

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学

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こころのかけら

こころのかけらposted with 簡単リンクくん at 2006. 9.23渡辺 まさき著富士見書房 (2002.9)この本は現在お取り扱いできません。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る なんでもうこれで終わりなのかなぁ。 もっと巻を重ねていける内容なのに。 重ねて行ってもらいたい内