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■夏季限定トロピカルパフェ事件(米澤穂信)

2006.05.11 00:02|感想
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
(2006/04/11)
米澤 穂信

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 春季に続く小市民シリーズの2作目。いやー、米澤さんはどんどん面白くなっている印象だね。このシリーズに限っても春季限定を確実に上回る面白さで、読み始めたら止まらないという状態でした。
 今回は小鳩くんと小佐内さんの二人のキャラクター性を存分に生かした長編としての事件のプロットがとにかく秀逸。米澤さんの持ち味が凝縮されたような『シャルロットはぼくだけのもの』の日常の謎を解く面白さや、小鳩くんと小佐内さんの二人が持つキャラクターの魅力と青春小説的な面白さなども、それだけでも十分に楽しめるんですが、やはり今回は長編推理物としての仕掛けが十分に練られていたのが私的には堪りませんでした。物語上で感じる微かな違和感や確実になにか企んでいるであろう小佐内さんの怪しい言動など、巧妙に仕掛けられた謎や伏線がラストで丁寧に捌かれ、事件の本当の形が浮かんできたときの衝撃。このキャラクターでしかこの事件は描けない、という作品としての完成度が半端じゃない。シリーズ的にいえば今回は起承転結の”承”の部分にあたるような作りでしたけど、裏の裏まで用意された今回の結末は素晴らしいの一言。ここからどう物語が転じていくのか、早く早く続きが読みたいところです。

 余談ですが、今回の小佐内さんの一番可愛いっつーか怖かったシーンは、『シャルロットはぼくだけのもの』で常悟郎の小細工を完全に見抜いたところでしょうかね、やっぱり。両手で穂頬杖をついて見つめてきた、ってビジュアル的には可愛くて仕方ないけど心情的にはヒヤヒヤしっぱなし(笑)。

 あと、甘いものも辛いものも何でもイケる口の私としては、こんな夏休みがおくれたら最高ってなもんですな。ってか、この木良市はレベルの高い甘味屋多くて羨ましすぎですw


・シリーズ感想
小市民シリーズ

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学

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