箱庭●弐 感想その他
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■薔薇のマリア V. SEASIDE BLOODEDGE(十文字青) 
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帯に”新章突入”とありますが、4巻から既に新展開は始まっていたのでは…?
と思わず突っ込みを入れてしまうほどに前巻の伏線を投げっぱなしのまま始まるこの五巻ですが、今回はマリアを始めZOOの面々の出番殆ど無しという驚きの内容。1巻まるまる使った次への伏線張りというか舞台の説明というか、内容だけ見ると『薔薇のマリア』シリーズと異っていいのかどうか迷うほどの外伝っぷりです。うーん、正直こういうやり方は好みではないので、内容的には熱い展開だったにも関わらずいまひとつ楽しめませんでした。シリーズものとして、この内容の一冊使ってやる意味があったのかどうかちょっと疑問。次巻の展開次第で大きく評価が変わる可能性もあるんだけど、いくら実験作としてもやりすぎた感があるね。果たしてどのくらい巻き返してくれるか、楽しみでもあり不安でもあります。
しかし今回、主人公であるマリアが全く出てこないとはいえ、表紙の素晴らしさと、僅かに挿絵付きで描かれるマリアとサファニアが関わるシーンで、何だかんだ言ってもとお腹一杯に楽しませてもらったと感じてしまうのはどうしたものか。
OK、どんと来い(えー『え。キスはキスでしょ。知らないの? してあげよっか』
・シリーズ感想
>薔薇のマリア
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