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■白い花の舞い散る時間 ~ガールズレビュー~(友桐夏)

2006.04.20 00:30|感想
白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)
(2005/09/01)
友桐 夏

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 チャット仲間の5人の少女(って女子高生だが)が、実際に会ってみようと、とある山荘に集まるところから始まる、リリカル・ミステリーと銘打たれたシリーズの第一弾。
 いやこれはかなり想像の斜め上を行く作品だったなー。前半から中盤までの展開は、特殊な状況で集まった少女たちそれぞれの思惑と駆け引き、用意された山荘の謎、意味深で唐突なゲストの登場、といった様々な伏線をいかにもミステリっぽく散りばめ、後半への期待を抱かせる魅力的な作りで非常に面白かった。
 が、終盤から謎解きモードへ入り、結末までの道が見え始めるとちょっと雰囲気が変わってきます。少女たちの秘められた謎が一つ一つ解き明かされ伏線が収束していく様子は間違いなく読み応え抜群で、コバルト文庫というレーベルを考えればミステリとしての作りは十分すぎるほど満足の行く出来。本名はおろか、本当のハンドルネームすら伏したままで進行する少女たちの物語の行方は非常に意味深でとにかくページを捲る手が止まりませんでした。しかし、その謎解きが始まる終盤からは、それまで描かれた少女たちの魅力的な個性が、その謎解きによる”ミステリ色”に覆われてしまい、完全に吹き飛んでしまっているですな。これが非常に勿体無く残念。ストーリーの流れや作品の雰囲気も、それまでとがかなり違った方向へ飛んでしまいます。
 うーん、トリックや隠された真実も、それを解き明かす人間にインパクトはあるものの、肝心の事件性に関しては食い足りない部分が多いんですよね。騙されたかといえばしっかり騙されたましたし、実は簡単なんだけど敢えて複雑そうに配置して読み手を混乱させようとする演出は見事でしたけど、ストーリーそのものがちょっと変化球じみた展開になってしまったのが勿体無かったな、と思います。一応幕は降りているとは言え、決着の着け方に釈然としないものが残るラストもいまひとつスッキリしなかったからなぁ。
 ストーリーそのものは嫌いじゃないし、むしろこういった黒い展開は好みなんだけど、後半のまとまりの悪さがちょっと勿体無かったなー、と感じました。


・シリーズ感想
リリカル・ミステリー

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学

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