箱庭●弐 感想その他

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■夏月の海に囁く呪文(雨宮諒)  

夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫 (1178))夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫 (1178))
(2005/11/10)
雨宮 諒

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 あー、これは面白いわ。

 夢久島という島を舞台に一つの「呪文」というキーワードをめぐって描かれる4編のからの短編連作作品。

 とにかく最初の1,2話の出来が素晴らしかったです。どちらも青春の真っ只中という二人の主人公が体験するちょっと切なく泣ける物語が絶品。私的には素直に感動できる2話よりも、ちょっと甘酸っぱい若者の青春恋愛模様を描いた1話ほうがどちらかというと好みでした。少年とお姉さんの微妙な年齢差が非常に良かったね。こういう、ひと夏の出会いの物語を描いたちょっと恥ずかしい展開は堪りません(笑)。ほんとに良くできた青春小説でしたよ。

 後半の3,4話はページ数的にちょっと物足りないところがありましたが、連作短編という構成描かれるの物語の繋がりがこれまた見事で、唸らされます。オチの着け方も洒落――というか遊びが効いていて非常にGood。全体的な作りはサッパリとしつつも非常に満足度が高い一冊でした。夏休みの話なので、時期的に今読めたというのも良かったです(笑)。

Posted on 2006/07/27 Thu. 00:34 [edit]

category: 感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

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