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■ある日、爆弾がおちてきて(古橋秀之)

2005.10.14 02:43|感想
ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)
(2005/10)
古橋 秀之緋賀 ゆかり

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たっぷり五百年ほど見つめ合ったのち、ぼくはようやく口を開いた。


 恐るべしフルハシクオリティ。
 電撃hpで連載されていたという短編をまとめた古橋氏の電撃文庫では久しぶりの新刊。ループや逆行といった定番の時間モノのSF的仕掛けを全編に施しつつ、爽やかなボーイ・ミーツ・ガールを描いた非常にクオリティの高い短編集に仕上がっているかと。いやーめちゃくちゃ面白かったです。ぶっちゃけ、一気に読むのが勿体無くなって三日にわけて読みましたもんw 一遍一遍は短いのですが、その分余計な部分をそぎ落とし、とにかく密度が高いSF青春モノに仕上がっていると感じましたねぇ。読み易さと後読後の気持ちよさが半端じゃない。ビックリするほどの仕掛けはないんだど、このセンスの良さは並みの作家じゃ出せない味だと思います。
 個人的にお気に入りなのは『トトカミじゃ』と『三時間目のまどか』ですね。前者はボーイ・ミーツ・ガールというのにはちょっと趣が違うような感じですが、ラストの締め方が実に綺麗で好きですねぇ。『それって、ロマンチックですね!』というセリフじゃないですけど、こういう落ち着いて味があるストーリーは実に好み。後者の『三時間目のまどか』はよくある時間ものの定番ストーリーでもあるんだけど、最後のオチの気持ちよさが尋常じゃない。自分が年上の彼女属性であることを差っぴいても、ああいうオチを決められたらニヤニヤが止まりませんよ、アレは。
 と、二編ばかり簡単に感想を書いてみましたが、話の好みはとにかくとして全編、実によく出来ています。短編集として、明確なテーマの下にここまで面白い話を読ませられたらカケラも文句が出てきません。あとがきによると『フツーの男の子とフシギな女の子のボーイ・ミーツ・ガール』がテーマということになっていますが、まったくもってそのものズバリで楽しませてくれます。今年のベスト○位だ?

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学

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