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■カスタム・チャイルド(壁井ユカコ)

2005.05.17 04:26|感想
カスタム・チャイルド (電撃文庫)カスタム・チャイルド (電撃文庫)
(2005/04)
壁井 ユカコ

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 あれ? 壁井ユカコってこんなに面白かったっけ? というのが読み始めての感想でした。4巻で止まってる『キーリ』のほうも読んだほうが良いかなー、という気にさせてくれました。
 相変わらず、内容的にイマイチ華が無いんですが、その華の無さというか、作品全体に漂う物寂しげな雰囲気がまさに壁井作品らしさとなって上手く現われているといった感じ。三嶋とマドカが徐々に心を通わせていく描写も、それが必ず崩れるときが来ると分かって読んでしまうから、余計に切なく感じられてしまいました。そのおかげでラストの展開にはいまひとつ納得しかねるものがありますが。うーん、これで続編とか出たら複雑な気持ちで読むことになる気がするんだけど、果たして続きが出るのか気になるところ(作者は出したいようですが)。

 設定面の話。遺伝子技術が発展し、生まれる前に子供の瞳の色から目の色まで注文できるどころか、鱗を持っていたりまんま狼男だったりするような人間がいるというのに舞台は近未来ともいえないようなごく最近に設定しているあたりがなかなか面白いな、と感じました。遺伝子技術といえば!という感じでマドカの正体は予想通りなわけですが、単なるクローンをネタにした話ではなく、+αのちょっとしたSF的な味付けがなかなか上手い。そこで生まれたアヤシい脇役陣が、SFともファンタジーともいえない絶妙な世界観を作ってるというか。こういうセンスだけでも巧いなー、と改めて壁井さんの力を見た感じがします。

テーマ:ライトノベル
ジャンル:小説・文学

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