箱庭●弐 感想その他
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■偽りのドラグーン V(三上延) 
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ジャンが王子を偽っていることがバレ、戦火はとどまることを知らず、さてどうなる――というところで一気になだれ込んだ最終巻。正直、収集が付くのか?と不安半分で読み始めましたが、アバディーン兄弟と戦争の決着という点では過不足無く纏められていて、シリーズとしてもこれ以上風呂敷を広げすぎない良いところで終われたんじゃないかな、と。偽りの身分を突き通す覚悟を決めて兄と対決するジャンと、何があっても信じて付いていくティアナのコンビで、ついに黒の鉄姫とヴィクトルを討ち取るという悲願も達成され、彼、彼女ら物語を描くという点においては手堅くも切りの良いラストを飾ってくれたと思います。ここから先の、新たな国を作る物語というは、また別の話ということで。
しかしま、最後まで戦いに次ぐ戦いの流れのままの幕引きだったので、クリスを挟んだジャンとティアナの関係なんかは、んー、もう少し甘酸っぱくも切ないようなエピソードが個人的には欲しかった気もするね。最後にクリスの笑顔で終わってくれたのは嬉しかったですけど!(笑)
クリス=人間の嫁、ティアナ=竜族のパートナー、ってことで三人の仲は円満に決着でいいのかな? いいよね(笑)。
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