箱庭●弐 感想その他

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■偽りのドラグーン IV(三上延)  

偽りのドラグーン〈4〉 (電撃文庫)偽りのドラグーン〈4〉 (電撃文庫)
(2010/08/10)
三上 延

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 帝国のセーロフ王国侵攻に対するため、援軍として派遣される騎士学園の面々。民間人の子供たちを助け出す、敵軍の真っ只中をジャンやティアナはどう切り抜けるか、という今回のお話。子供連れの行軍という困難な状況と、謎多きニール司祭の存在ど、今回は戦い以外のドラマ性も高くジリジリした緊張感が面白かった。ニールの”嘘”は裏のそのまた裏までかかれて、最後まで真意を読みきれなかったなあ。
 ジャンとティアナ、そしてクリスをを中心とした学生たちのやり取りは、今回は残念ながらなかなか甘酸っぱい展開にはなりませんでしたが、相変わらずクリスのあれこれ思い悩みすぎる描写が可愛すぎて困る。いや、困らない。まさか大っぴらに修道女として女装姿を見ることが出来るとは、上手く考えたものだと筆者に拍手を送りたい(笑)。またティアナもティアナで、戦闘に関してはジャンとも絶妙のコンビネーションを発揮したりとすっかり良きパートナーに。二人とも想うところがいろいろ見え隠れしていますし、ますます楽しみな三人になってきましたよ。

 しかし舞台のほうは完全な戦地となり、戦争とはいいつつもどこか学園ものの雰囲気を持ったこの作品もこれで一気に血生臭い展開になってきた感じ。容赦ない帝国の侵攻に対し焦土作戦を実行する王国など、ジャンやティアナが直接その戦いに関わったわけではないけれど、戦争という過酷な現実の中で物語が走り出した。ヴィクトルの存在とジャンの正体についても大きな動きがあり、この先どうなるか楽しみすぎですね。


・シリーズ感想
偽りのドラグーン
 

Posted on 2011/01/19 Wed. 23:03 [edit]

category: 感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

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