箱庭●弐 感想その他

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■神と奴隷の誕生構文-シンタックス-(宇野朴人)  

神と奴隷の誕生構文(シンタックス) (電撃文庫)神と奴隷の誕生構文(シンタックス) (電撃文庫)
(2010/05/10)
宇野 朴人

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 有角種と有翼種の民族戦争というファンタジー的な戦史を描く作品、と思いきや、別世界からの侵略という生存権そのものを掛けた戦いが始まる壮大なSFでもあってびっくりした。角有り、翼有りといった存在だけでなく、神という存在そのものを世界観の中で有りとして登場させ強大な力を使わせるのは、設定としてかなり大風呂敷にはなると思うけど、いろいろ設定は練られているようなので、どんな戦いが繰り広げられるのかは楽しみなところ。
 しかし異世界との戦いの前に、まずはセレィとクルァシンが成すべき世界の統一がどうなるかが肝心。今回のオルデンダラィムのような規格外がそうそう登場するとは思えないので、クラァシンの活躍は主に軍師として頭脳面で期待したいところかなあ。あんまり神パワーで無双されても困る(っていうか、個人的にはピンチで隠された力が開放、って今回のパターンも出来すぎであまり納得のいくものじゃなかったけど)。
 とにかく設定てんこ盛りで、セリィ曰く「……ほとんど分からん」と感じる部分も多いのですが、おいおい分かって行くと思えばこの先の展開も楽しみかな。人よりは優れていても、神としてはまだまだ未熟ともいえるクラァシンが、一人の侍女相手におろおろするなど、戦時にあってもなかなか微笑ましい要素も備えているので、その辺りのやり取りも楽しみですし。何より、セリィとの絆がどんな風に築かれていくのかが一番気になるところですね。戦う女皇と神の男とは、なんとも豪華なカップリングだ。

Posted on 2010/09/04 Sat. 20:20 [edit]

category: 感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

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