箱庭●弐 感想その他
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■陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼(渡瀬草一郎) 
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電撃文庫『陰陽ノ京』から主人公を慶滋保胤さんから賀茂光榮に代えての新シリーズ。とは言うものレギュラー陣はほぼいつもの面子なので雰囲気や設定なのは変わらず。お人よしで生真面目な保胤さんから、お気楽で破天荒な光榮に主人公が交代したことで、ちょっと物語の活きが良くなった、という印象はしたかな。強くて切れ者、それでいて情に厚く、変人だけど決めるところは格好良く決めてくれるという、出来る男の光榮はある意味王道の主人公というキャラですからね。妖とのバトルも派手目な感じで、わかり易くパワーアップした新シリーズという感じ。
物語のほうは時代劇定番の人情に絡んだ事件。権力者の隠し子から次々明るみになっていく事実は、結局最後の真相までは読みきれなかったなぁ。実頼の性格からしてよく藤乃が産まれたもんだとは思っていましたが……。
またこの月風譚シリーズとしてはまだまだ裏があるらしいということと、光榮ともう1人のライバル的キャラ兼良との絡みが今後どうなっていくのかはこれから楽しみなところ。光榮の化け物じみた能力と兼良の底を見せない実力でどんな事件を解決していくのか。決して相容れないけど良き相棒という二人の絡みがどんなことになるのか気になります。そして藤乃も早く帰ってきて光榮と何かあれば、それはそれで楽しみですね。
あと、主役たちを差し置いていちゃいちゃいてる吉平と貴年は幸せそうでいいなぁ、と。本人たちは微塵もいちゃいちゃしているつもりはないんでしょうけどね! 特に吉平は何の下心もなしに抱かせろ、とか。もうお前は!
・シリーズ感想
>陰陽ノ京
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