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  2008年06月  

■とらドラ7!(竹宮ゆゆこ) 
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とらドラ 7 (7) (電撃文庫 た 20-10)とらドラ 7 (7) (電撃文庫 た 20-10)
(2008/04/10)
竹宮 ゆゆこ

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 アニメ化ってホントだったんだね(どこかで情報を見たときはネタだとばかり思っていた)。

 大河、実乃梨、亜美とそれぞれの想いが錯綜してとんでもないことになってきた第7巻。ド直球に盛り上げるねぇ。ホントに王道で、ままならない高校生の恋愛物語をぶつけて来たという感じ。終盤の大河の叫びといい、みのりんの告白といい、どうしてこうも上手くいかないのかとやきもきさせるが、これぞ恋愛青春劇の醍醐味か。
 こうなると次回は大河vsみのりんで何かやってくれそうだなぁ。ここへ来て亜美はちょっと憎まれ役を買いすぎのような気がしないでもないが、兎にも角にも誰かが不幸にならず、皆が幸せなるような結末をお願いしたいなぁ。

 あと、今回地味だけど際立って面白役を担当していた独身(30)は最後のオチで大爆笑させてくれました。

「……たいしんぎそう……だった」

 竜児の夢? それともマジですか?
 正直このオチに最後の余韻を全部持っていかれたよ(笑)。
 がんばれ独身(30)!


・シリーズ感想
とらドラ!
[2008/06/30] | 感想 | トラックバック(0) |
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■騎條エリと緋色の迷宮 −英国亭幻想事件ファイル−(秋月大河) 
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騎條エリと緋色の迷宮―英国亭幻想事件ファイル (電撃文庫 あ 24-1)騎條エリと緋色の迷宮―英国亭幻想事件ファイル (電撃文庫 あ 24-1)
(2008/04/10)
秋月 大河

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 探偵ものといよりライトノベルらしいB級アクションものといったほうがしっくりくるかなぁ。犯人当てとか謎解きとか、そういうのに期待して読むと裏切られる典型という感じ。騎條エリの天才設定、推理力なども過去や経験に裏づけされたものが感じられず格好良さを出しきれていない。推理や捜査に関してもどちらかというと、警察を無能にして無理矢理エリの凄さを引き出しているような描き方で、ちょっとエリの主人公補正が強すぎる部分もあるよね。その上、警察情報をあっさり掴んでくる謎の情報屋が居たり、何だか良く分からないけど凄い権力を持ったバックが付いていたりと、物語を有利に進める駒が揃いすぎで、正直推理もなにもあったもんじゃないという気も。

 うーん、人間に寄生し怪物化させる謎の植物<EVE>や謎の組織と戦う騎條エリという単純な構図で進めてくれれば、もっとストレートに楽しめたかなぁ。設定的にかなり現実離れしている作りなので、下手に警察などを介入させると無理感が出てしまって興が冷めてしまうんですよね。ちょっと残念な出来だったかなあ。
[2008/06/27] | 感想 | トラックバック(0) |
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■ミステリクロノ III(久住四季) 
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ミステリクロノ 3 (3) (電撃文庫 く 6-9)ミステリクロノ 3 (3) (電撃文庫 く 6-9)
(2008/04/10)
久住 四季

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 いつか来る別れに怯えてすれ違ってしまうという、ある意味定番のお話でした。うーん、真理亜の命がかかった緊迫した事件の割に盛り上がりは少なかったかなぁ。主人公はどうせバンバンと解決していくし、真理亜もどうせ死なないだろ、みたいに分かっているから(笑)。
 今回は身に付けた者(物も?)の時間を退行させるクロノグラフ、リグレストが登場。最終的には消滅までさせてしまうというこれまでにない殺傷能力を持つクロノグラフを巡って奔走しますが、シビアなタイムリミットが設けられている所為か展開的にもかなり早くてストーリーはあっという間。今回は犯人側の思惑なんかは(本人たちにしてみれば深刻なんだろうけど)さっぱりしたものです。そもそも今回はリグレストを手に入れて真理亜に仕掛けた人物が、どうやってリグレストの効果や使い道を知ったのかとか、完全にすっ飛ばしてしまっているからなぁ。いや、そこを描いたら最初からモロバレになってしまうから仕方なかったのかもしれないけど。
 今回はどちらかというとこれからの展開の繋ぎになるようなお話のようでした。慧の祖父も相変わらず只者じゃないっぽいし、どこまで気づいているんだか。

 あと、今回は泣いてばかりの真理亜でしたが、ラストのニヤリ顔な真理亜の挿絵が良いですね。慧はあまり真理亜を泣かせないように!


・シリーズ感想
ミステリクロノ
[2008/06/26] | 感想 | トラックバック(0) |
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■断章のグリム VII 金の卵をうむめんどり(甲田学人) 
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断章のグリム (7) (電撃文庫 (1574))断章のグリム (7) (電撃文庫 (1574))
(2008/04/10)
甲田 学人

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 今回はグリム童話を基に<普通>の怪異を扱った短・中編集。長編にあるような謎解き要素を無くした、確かに普通の怪異って感じだったかな。相変わらず読ませる内容で面白かったけど味は薄め。「よくばりな犬」「アリとキリギリス」の二編なんかは、ありがちとは言わないけどこの手のホラーでは定番な高校生の恋愛の縺れ話だったし。むしろ怖いのはメインでもある「金の卵をうむめんどり」における人の悪意のほうでしょうね。下手な悪霊よりも人間のほうがよっぽど性質が悪いというお話でしたねぇ。あぁ気持ち悪い
 生前の風乃、雪乃の二人の描写もありましたが、風乃はともかく雪乃はやはり別人のような良い子っぷり。風乃もある意味意外な一面、考えが見られてこれまでにない印象を受けましたね。こういう回想でいろいろ見えてくるのも面白いので、また読んでみたいです。


・シリーズ感想
断章のグリム
[2008/06/22] | 感想 | トラックバック(0) |
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■デュラララ!!×4(成田良悟) 
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デュラララ!! ×4 (4) (電撃文庫 な 9-26)デュラララ!! ×4 (4) (電撃文庫 な 9-26)
(2008/03/10)
成田 良悟

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 今回は裏が無いバカ騒ぎ、という感じでどこかほのぼの感さえ漂う展開だったなー、と。臨也が関わっていないというだけでこんなにも印象が変わってくるのか(笑)。
 新キャラとして臨也の妹の2人や静雄の弟が顔を見せたり、セルティに劣らぬ怪物やら殺し屋やらも登場。ますます池袋は一般人お断りな世界へ突き進んでいますな。とりあえず今回投入された戦力が次巻以降のトラブルの元になるのは間違いなさそうって感じでしょうか。人外のくせに一番人間臭いセルティの苦労っぷりを見ていると、なにやら気の毒な気分になってしまいますが(笑)。


・シリーズ感想
デュラララ
[2008/06/19] | 感想 | トラックバック(0) |
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■輪環の魔導師 2 旅の終わりの森(渡瀬草一郎) 
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輪環の魔導師 2 (2) (電撃文庫 わ 4-26)輪環の魔導師 2 (2) (電撃文庫 わ 4-26)
(2008/03/10)
渡瀬 草一郎

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 始まったばかりの旅ですが早くもお供が増えましたねー。これでイマイチ華のない主人公セロの影がますます薄くなってしまうような(笑)。そのセロに対する接し方にどこか危なげな雰囲気を持つフィノも相変わらずの独占欲で不安な一面を覗かせますが、なんだか性格が前巻より子供っぽくなってしまったような気もするのは気のせいか。
 話の内容のほうは新キャラの合流による顔見せと、やはり敵キャラの紹介程度で地味。つか、今回はストーリーの進展よりも魔術やなにやらの説明が多くて、正直ぱっとしない印象のほうが強い。凝った設定なのは良いんですが、じゃんじゃんセリフで説明されても面白味は薄いですなぁ。兎にも角にも、これからどうなるかはもう少し本格的にストーリーが動き出してから。


・シリーズ感想
輪環の魔導師
[2008/06/16] | 感想 | トラックバック(0) |
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■モーフィアスの教室 2 楽園の扉(三上延) 
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モーフィアスの教室 2 (2) (電撃文庫 み 6-21)モーフィアスの教室 2 (2) (電撃文庫 み 6-21)
(2008/03/10)
三上 延

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 直人を中心にした女性陣のやり取りがなんとも良いなぁ。綾乃と棗、それに1巻では出番の少なかった水穂の、三者三様の直人に向ける感情の行方に本編そっちのけでニヤニヤしてしまいます。特に今回は水穂のツン方向な態度がなんとも可愛らしくて。いやー、良い妹さんですよ。そりゃ兄が気に食わない女と一緒の部屋で寝泊りしだしたら気にならないどころの騒ぎじゃないですな。「ケダモノ」「淫獣」呼ばわりには噴いた(笑)。
 棗は今回の事件をキッカケに直人と綾乃の関係を知ることになり、これからの物語に関わりやすくなって第二ヒロインとしての本領がどんな形で発揮されていくのかも楽しみ。水穂との良いコンビネーションを見られそうですし(笑)。

 ”赤い目”に関する情報はまだまだなのでどんな方向に物語が動いていくのかまだ分かりませんが、今回の悪夢も良い感じにホラーテイストに溢れて面白かったですし、キャラクター、ストーリー共にこれからの進展が楽しみですねぇ。

 あと、前回に続き今回も椎名さんのイラストは素晴らしいね。特にカラー。表紙の綾乃の見返り姿も個人的にツボすぎです。


・シリーズ感想
モーフィアスの教室
[2008/06/12] | 感想 | トラックバック(0) |
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■君のための物語(水鏡希人) 
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君のための物語 (電撃文庫 み 13-1)君のための物語 (電撃文庫 み 13-1)
(2008/02/10)
水鏡 希人

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 不思議な青年レーイと、作家志望の「私」の二人が、レーイの不思議な力に纏わる事件に係わり合いながら親交を深めていく連作短編形式の物語。第14回電撃小説大賞金賞受賞作品。
 淡々としているようでじっくりと染み渡るような落ち着いた雰囲気が魅力。ちょっと切ない出会いと別れの物語が描かれますが、キャラクターのユーモアのセンスや重くなりすぎない雰囲気がなんとも読み心地の良いものにしてくれています。派手さはまったくないけれど、変な奇を衒わずにキャラクター、内容の良さでちゃんと読ませてくれるのもGood。地味な内容ですが、ルーイと「私」の間にある良い友達関係などに見られる親しみある描写が心地よく、余計に感情移入して楽しめました。最後の最後でタイトルに隠された意味を明かす演出も、ちゃんと考えてあって良いですね。じっくりと作品世界に浸らせてくれました。
[2008/06/09] | 感想 | トラックバック(0) |
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■ほうかご百物語(峰守ひろかず) 
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ほうかご百物語 (電撃文庫 み 12-1)ほうかご百物語 (電撃文庫 み 12-1)
(2008/02/10)
峰守 ひろかず

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 非常に明るくてライトな学園妖怪奇譚。イタチの化け娘さんに心奪われた主人公が、妖怪マニアな先輩と一緒に学校内で起こる不思議な妖怪に纏わる事件を解決する、というのが主な筋。
 悪くは無いけど取り立てて誉めるところも無い、といったら身も蓋もないんですが、感想としてはそんな感じ。兎にも角にもほのぼのしていているのは良いんですが、事件性や驚きといったものがないので盛り上がりも何もりません。妖怪事件を解決するならもう少しそれっぽい工夫が欲しかったですよ。可愛らしいイラストとともにまったりとした雰囲気は味わえますが、これといった旨みがないのが致命的。ソツなくまとめるくらいならもっとはっちゃけて欲しかったですね。

 つーか、これを読んで一番驚いたのは妖怪でもなんでもなく、「新井 輝(あらいひかる)」という名前のキャラクターが居たことだったなぁ。「ん? ん?」ってなったよ(笑)。
 
[2008/06/06] | 感想 | トラックバック(0) |
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■うさぎの映画館(殿先菜生) 
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うさぎの映画館 (電撃文庫 と 9-1)うさぎの映画館 (電撃文庫 と 9-1)
(2007/05)
殿先 菜生

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 これといった盛り上がりには欠ける(というかほぼ無い)ストーリーだけど、このあまりにも日常的な雰囲気と落ち着きのある描写が良いなぁ。骨董店・銀河堂でお手伝いをしている普通の高校生、静流が、誰にでもある進路の悩みや幼少時に事故で亡くなった母親の思い出と向き合いながら日々を送る様子を、独特のまったりとした雰囲気で描いています。
 とにかく静流のマイペースっぷりというか、”普通”さがなんとも魅力。構成的に、銀河堂を舞台にいわくつきの骨董の話をメインにするのか、静流と学校での友達とのやり取りをメインにするのかでちょっと中途半端な印象を受けたんですが、静流の日常を描くという意味ではこういう流れでもOKかな、と。静流の周りの人物も善い人っばかりでホントに和やかな気分にさせてくれます。雲井くんが初々しい青春物語しているところなんかは、なんとも微笑ましくて好きだなぁ。
 全体的なストーリーの印象は極めて薄いけど、キャラの醸し出す雰囲気とか作風が好みで思いのほか楽しめました。鳴海さんのアレには良くも悪くも目が点になったけどね(でも静流の父親の反応からなんとなく違和感は感じてたので、そういうことかと納得しましたけど)。

[2008/06/03] | 感想 | トラックバック(0) |
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■フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム(賀東招二) 
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せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)
(2008/02/20)
賀東 招二

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 明かされるウィスパードの秘密、ASを初めとするブラックテクノロジーが存在する理由、カリーニンがレナードに付いた訳などなど、終盤らしく一気に畳み掛けてきました。まー、ちょっとセリフで語らせるだけというやり方は味気ないというか、広げた風呂敷の割には淡々とした説明のおかげでインパクトが少なくなってしまってしまったのは残念だったかな。次々と重要な事実が明かされるものだから付いていくばっかりで驚いている暇もなかったというか。

 アマルガムとの戦いは、もう完全にVSレナードという図式へ移行(っていうかアマルガムは散々引っ張った割りに事実上の壊滅が早すぎるw)。とりあえず今回のストーリーで後のアクションに不要な謎解きを済ませてしまったという感じで、ラストバトルへの仕込みは十分といったところでしょうか。今巻で一番の盛り上がりを見せたであろう”彼”の最後のシーンは、決着が付くまでまさかこれまでのやり取りの多くが死亡フラグだったとは露ほどにも思わず気づかなかった。そういう所にには甘い作品だと思い込んでいたからなぁ。仲間のために最後の仕事を成し遂げたあの一連のシーンは、シリーズを通してのこれまでの積み重ねというものをビシビシと感じることの出来る、素晴らしい内容でした。……しかしまあ実際は生死不明扱いなのでどうにでもなるんでしょうけど、彼の扱いも含め(次巻?)最終巻、どうなりますか。


・シリーズ感想
フルメタル・パニック!
[2008/06/01] | 感想 | トラックバック(0) |
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